当協会に加盟する専門学校の数も増え、名実ともに全国組織の団体に成長しつつあります。
　「動物関連技術者の育成とわが国の動物愛護精神のさらなる高揚を図る」という協会の基本理念のもと、会員校同士が技術交流を通して切磋琢磨できる機会を提供して行くものです。
　そのために大切なのは学生に技術を伝える立場にある教員の質的向上です。教員が研修を通して学んだ知識・技術を的確に学生に伝えられたかが試される機会でもあるからです。また、毎年実施される全国選抜トリマー選手権大会は、参加学生にとっては日頃の実習の成果を競い合う「他流試合」の場でもあると同時に、教員にとっては正に「教育力」の真価が問われる場ともなるのです。その成果が現れる場こそトリマー選手権大会なのです。
　動物看護系専門学校に取りましては、愛玩動物看護法の施行により国家資格化されました。そのことにより、学生は国家資格の取得を目指し「動物看護に関する専門知識と看護技術の習得」が肝要となります。そして、更なる教育内容の充実と高い質保証が求められますので、努力を継続していくこととなります。
　本協会は、動物関連技術者を目指す学生に、より質の高い教育機会が提供できるよう、トリマー検定や動物健康衛生管理検定など「検定事業」、トリマー技術競技会など「競技会事業」、更に「動物看護研修事業」など教員の資質向上を図る「研修事業」を実施して参ります。動物教育の一層の充実・発展を図るため、本協会の輪を広げようと考えておりますので、貴校の積極的な参加を期待してご挨拶を申し上げます。